いらすとや(買い占め


トイレットペーパー騒動もようやく落ち着いてきた様子ですね。我家でも残り2ロールとなったところで、色々なものを出すことをセーブすることにより今回の騒動を無事乗り切りました(笑)。

当ブログで不織布(ふしょくふ)マスクとトイレットペーパーの原材料の違いを記事にしたりしてみましたが、今回は最近大人気のトイレットペーパーについて「にわか記事」でご説明します。

過去記事「使い捨てマスクとトイレットペーパーの素材の違い」はこちら↓↓↓



トイレットペーパーの原材料

これは皆さんご存知通りトイレットペーパーの原材料は「紙」でございます。皆さんが分別して処分している古紙から作られる「再生ペーパー」や、諸外国から輸入されている木材のチップから製造される「新紙」などを使ってトイレットペーパーは作られています。

くどいようですが使い捨てマスクの材料は、「不織布」(ふしょくふ)という名の繊維を使った「布」でございます。使い捨てマスクが枯渇してもトイレットペーパーの原材料に影響を及ぼすことはなさそうです。

「新紙」の原材料

トイレットペーパーの原材料の一つとして使われる「新紙」。木材のチップから製造されるわけですが、わが国日本は木材チップを諸外国から輸入しています。その輸入元ですがアメリカを始め、オーストラリア、ベトナム、ロシア、ニュージーランド等々……中国からの木材チップ輸入は現在のところ無いみたいです。

「再生ペーパー」について

トイレットペーパーやティッシュペーパーを「衛生紙」と呼ぶらしいのですが、この「衛生紙」の大半は「再生ペーパー」で作られています。これは皆さんが手間を惜しまず分別した、コピー紙や牛乳パック等が装い新たにティッシュペーパーとして生まれ変わったことになります。

そして日本の古紙リサイクルシステムはとても優秀!2018年の紙・紙板の回収率は約81%、古紙利用率は約64%と、世界でもトップクラスの数字を叩き出しています。ちなみにトイレットペーパーに使用される代表的な古紙が「牛乳パック」です。皆さんがキレイに洗ってスーパーなどの回収箱に持って行くことによって、リサイクルされトイレットペーパーに生まれ変わります。

燃やせば灰へ、分別すればトイレットペーパー……ひと手間掛ければ外国に頼らない国産資源が生まれる訳ですね。とても感慨深いです。

トイレットペーパーは100%国産!

ここ一番大事です(笑)。日本はトイレットペーパーの輸入はほぼ行っていません!国産率はなんと脅威の……100%(ほぼ)。ゆえにコロナ騒動で物流が一時ストップした中国を始め諸外国がトイレットペーパーの製造をストップしたところで日本のトイレットペーパー事情にはなんら影響もないと言えるでしょう。

「中国の工場が一時閉鎖されトイレットペーパーが輸入出来ず品薄に!」なんてことはあり得ませんのであしからず。

まとめ

以上、ネット上で少し調べてまとめた記事です。そもそもSNSで始まったデマ情報から今回のペーパー騒動に至ったみたいですが……どの層が最初に買い占めを始めたのか少し気になります。節操の無い転売ヤーなのか情報弱者の中年なのか…はたまたSNSを見た子供がおじいちゃんに「おじいちゃん、トイレットペーパー無くなるってよ!」「なんじゃとぉすぐにカインズホーム行くぞぉぉ!」なんて少しホッコリするパターンもあるのかな(笑)。

ともあれトイレットペーパーしかりティッシュペーパーなどの「衛生紙」は海外事情に左右されず供給されるものと認識して良いかと思います。ストックスペースに余裕があるご家庭なら、日々多めにストックしておく心構えで良いと思います。「衛生紙」が無駄になる事はありませんので。


【追記】
ここ数日間、通勤時間帯のドラッグストアに長蛇の列を見かけていました。なかでもリタイヤされたであろうご年配の方がまあ多いこと……マスクとかペーパーを買いに並んでいるのでしょうけど、あの人列はかなりの濃厚接触ゾーンかと(笑)。しかも寒空の下……私なら自宅で大人しくしてますけどね。



ではでは